六甲ラグビークリニック2019(特別講師:廣瀬俊朗さん、淵上宗志さん)

六甲ラグビークリニック2019
~totoスポーツ振興くじ助成事業~
2018年 3月24日(日)
・関西学院大学グラウンド(兵庫県西宮市)
・主催~NPO法人六甲クラブ
・参加チーム
  報徳学園中
  灘中
  関西学院中
  六甲学院中
  長岡二中(京都)
 合計約80名が参加

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今年も豪華なゲスト講師陣が駆けつけてくれました。
●廣瀬俊朗さん
  北野高→慶大→東芝ブレイブルーパス 日本代表Cap28
  現役時代のポジションはSO・WTB
  2015年W杯では「陰のキャプテン」としてチームを支える。
  昨季まで東芝ブレイブルーパスBKコーチ
●淵上宗志さん
  佐賀工→関東学院大→コカ・コーラレッドスパークス
  日本代表キャップ5
  2001年にはオックスフォード大に留学
  現役時代のポジションはSO

  廣瀬さんは4年連続の参加。渕上さんは40代のラガーマンは懐かしすぎる「天才SO」です。

まずグラウンド2週のウオーミングアップからスタート。
3グループに分かれて、セッションが始まりました。
六甲クラブのメンバーもサポートに入ります。廣瀬コーチがDFスキルを中心に指導していきます。

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さらに渕上コーチがハンドリングスキル、全体でブレイクダウンのスキルを中心に行いました。
参加した生徒たちは最初は互いに遠慮がちだったものの、すぐに慣れてコーチ陣のアドバイスを飲み込んで、ビッグプレーやナイスプレーを連発しました。1時間20分があっという間に過ぎていきました。
ハンドリングスキル。
「練習前後に行う何気ないパス練習にも意識してほしい」と淵上コーチが話します。
「向かい合って行うのではなく、ボールの軸を返さないようにする工夫と意識をしてほしい」。
 参加した生徒は「上手くなりたい」「スキルを吸収したい」という気持ちがひしひしと感じられました。

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 その後、しばしの休憩をはさんで練習試合。兵庫県の中学対京都のチームで試合を行いました。
選手たちは練習の成果を随所で発揮。コーチ陣も目を見張るような素晴らしいプレーもあり、大いに盛り上がりました。
白熱した試合はもう一本続き、2時間ほどのクリニックの時間はあっという間に過ぎていきました。
「基礎的な内容を今後に生かしてほしい。そのためには、今日教わったことをノートなどに書いておくことが大切です」と廣瀬コーチ。渕上コーチも「日常生活をよりよくしていく工夫と続けていく気持ちが大切です」と熱いメッセージを頂きました。

 日本代表の選手たちは時折トリッキーなプレーで観衆を魅了しますが、その陰には少年時代からしっかりと基本練習を積み重ねたからこそできるプレーなのです。
 今年は日本でW杯が行われますが、W杯が終わった後もどう盛り上げていくかが日本ラグビー界の課題ともいえます。きょう参加してくれた選手の中から将来の日本代表が出てくると本当に嬉しいですね。

廣瀬さん、淵上さん本当にありがとうございました。
参加していただいた生徒の皆さん、学校関係者の皆様本当にありがとうございました。
六甲クラブは今後もこうした地域貢献活動を行ってまいります。
※本事業はスポーツ振興くじ「toto」の助成を受けて実施しております。

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六甲ラグビークリニック2018(特別講師:RUGBY WORLD CUP 2015 日本代表 廣瀬俊朗さん、木津武士さん)

六甲ラグビークリニック2018
~totoスポーツ振興くじ助成事業~
2018年 3月18日(日)
・六甲学院中高グラウンド(神戸市東灘区)
・主催~NPO法人六甲クラブ
・参加チーム
 報徳学園中
 灘中・高校
 関西学院中
 六甲学院中・高校
 神戸高校
 東灘高校
 合計約100名が参加
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今年も豪華なゲスト講師陣が駆けつけてくれました。
●廣瀬俊朗さん
  北野高→慶大→東芝ブレイブルーパス 日本代表Cap28
  現役時代のポジションはSO・WTB
  2015年W杯では「陰のキャプテン」としてチームを支える。
  現東芝ブレイブルーパスBKコーチ
●石川安彦さん
  日川→早大→東芝府中→ロサリンパークRFC→三洋電機→釜石→クリーンファイターズ
  7人制日本代表
  現役時代のポジションはCTB・WTB・FB
  現明治学院大ヘッドコーチ
  廣瀬さんは3年連続の参加。さらに今年は地元神戸市から「特別コーチ」が2人参加しました!
●木津武士さん
  東海大仰星→東海大→神戸製鋼コベルコスティーラーズ
  HO 183㌢、114㌔
  日本代表Cap44 サンウルブズ出場16試合
●佐藤貴志さん
  東海大仰星→同大→ヤマハ→神戸製鋼
  SH 日本代表Cap4
  神戸製鋼を17年度シーズンで引退、新シーズンは同大コーチに就任

 ★まずは石川コーチ主導の下、ウオーミングアップから始まります。
 六甲クラブのメンバーもサポートに入ります。
 ・リアクション
 ・人数ゲーム
 ・膝タッチ、尻タッチ
 はじめは自分たちのチーム同士で固まっていた生徒たちでしたが、すぐに互いに入り乱れて楽しい見ながらアップしていきます。
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★次に全体を4つのグループに分けてのレッスン
  ・アタック(佐藤コーチ主導)
  ・パス(廣瀬コーチ主導)
  ・タックル(六甲メンバー主導)
  ・ブレイクダウン(木津コーチ主導)
 15分ごとにそれぞれ入れ替わり各レッスンをこなしていきます。

 佐藤コーチのアタックではボールビンゴからの4対1、3対2
 廣瀬コーチはパススキルの基本


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 木津コーチは強いコンタクトと早めのサポート。
 どのコーチも基本の大切さを強調。参加した六甲メンバーも為になる者も多くありました。

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 さらにFW・BKに分かれてユニット練習。BKは1対1、2対2などをこなしていきます。少ない時間の中でしたが、最初のころよりも明らかに上達している選手も多く見受けられました。
 最後は高校生対コーチ陣によるタッチフット。コーチ陣も驚くビッグプレーもあり、会場は大いにいあがりました。
  グラウンドの部は盛況のうちに終了。全体で記念撮影をして、クリニックは講義の部に移ります。

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 グラウンドでの実技指導の後は、講義室に場所を変えての「講義編」。六甲クラブ理事長・中島誠一郎司会のもと、廣瀬さん木津さんとのトークショー形式で行われました。  南アフリカを撃破した2015年のW杯。エディージャパンはなんと168日間も休みなしで活動したそうです!
「南アは簡単に勝てる相手ではなかったですし。仲間のことが好きやったし、大切に思えたからここまで頑張れたんでしょうね」(廣瀬さん)
選手・スタッフ含めてエディー日本に関わった多くの人々の「本当に日本ラグビーの歴史を変える!」という強い思いがあったことを語ってくれました。
リーチ主将の前のキャプテンでもあった廣瀬さんは試合こそ出場はありませんでしたが、『精神的支柱』として選手たちを裏から支え続けました。高校から全てのチームで主将を任された廣瀬さんは「リーダー論」を語ってくれました。

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「(仲間に)どんなふうに声をかけていくかをいつも考えていましたね。例えば、『おはよう。』だけでなく、『タケシ元気?今日の具合はどう?』みたいに。それを繰り返すことで、相手との距離も縮まるし、相手の状況を理解して話すことで、練習中に怒っても理解してもらえます」(廣瀬)
 またキャプテンとして「信じること」がとても大切だとも話してくれました。
 「自分が相手を信じて接するのと、信じずに接するのとでは相手の受け取り方が変わってくる」
 ラグビーだけでなく、普段の学校生活や社会人になっても重要なポイントを熱く語ってくれました。

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講義中には、実際に南ア戦の前に流した「モチベーションビデオ」が特別上映されました。出場したジャパン戦士の所属チームからのエール、過去4年間、代表に選ばれず悔しさ半分チームを去った選手、裏方で支え続けた多くの関係者・・・・。作成をよびかけた廣瀬さんのエピソードは、これまでも各方面で伝えられてましたが、実際に見ることができた生徒たち、六甲メンバーも大感激でした。

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そして木津選手です。やはりラストプレーのスクラム選択の秘話を聞かずにはいられません。
「もう、ラインアウトでミスるのが嫌やったから、笛なった時点で『スクラム!スクラムッ!』って言いました」(笑)と、関西ならではの笑いを取り込みながら切り出してくれました。「ギャンブル!ギャンブルッ」と叫んだ真壁選手や「日本の歴史変えるの誰?」ろ鼓舞したトンプソン選手など、当時の雰囲気と熱気がヒシヒシと伝わってきます。
「(シンビンで1人少ない)南アはペナルティになってもジャパンはショットを狙ってこないと分かった上で、あえて反則気味のスクラムを組んできましたね」。

ビデオを見ますと南アの3番が内側に組んできているのが分かります。
最後はスクラムを崩されながらもボールアウト。そして…日本ラグビーの歴史が変わりました。
「勝った時は今まで感じたことのない雰囲気でした。スタジアム全体から、腹の底から地響きのような歓声で、最初は実感がわきませんでした」(木津さん)
「ブライトンでは、街の人々に、ジャパン関係者は本当に祝福してもらいました。どこに飲みに行っても称えられて、驕ってもらいました笑い)」(木津)

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★質疑応答~どんな高校生だったか?
「とりあえず自信にあふれてましたね。仰星の同期はみんな自信しかなかった笑。個性派ばかりでした」(木津さん)
「勉強は良くしました。朝起きで勉強。電車の中でもやりました。眠くなったらパッと走りに行って目を覚ましてまた勉強。授業は復習、勉強したことの確認の場でもありました」(廣瀬さん)
 最後に参加した生徒代表からお礼の言葉。来年はもう2019年W杯日本大会です。いつかこの生徒の中から未来のジャパン戦士が生まれるかもしれません。
 今年も楽しく充実した時間はあっという間に過ぎていきました。参加した生徒たちの一生の思い出になれば幸いです。六甲メンバーにも大変有意義な一日となりました。

 

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 廣瀬さん、木津さん、佐藤さん、石川さん本当にありがとうございました。
 参加された生徒の皆さん、各学校の皆様本当にありがとうございました。
 六甲クラブは今後もこうした地域貢献活動を続けてまいります。
 ※本事業はスポーツ振興くじ「toto」の助成をうけて実施しております。

六甲ラグビークリニック2016(特別講師:RUGBY WORLD CUP 2015 日本代表 廣瀬俊朗選手)

六甲ラグビークリニック2016
~totoスポーツ振興くじ助成事業~
2016年 2月28日(日)
・六甲学院中高グラウンド(神戸市東灘区)
・主催~NPO法人六甲クラブ
・参加チーム
  六甲中・高校
  兵庫県ラグビースクール
  姫路ラグビースクール
  西宮甲東ジュニアラグビークラブ
  個人参加の各スクール生
  合計約100名が参加
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「皆さんこんにちは! “エディ―日本の精神的支柱”を前に、少し緊張気味の生徒たちを前に、大阪出身の廣瀬選手は優しく関西弁で語りかけます。まずはアップからスタート。石川安彦さん(日川高→早大→東芝府中→三洋→釜石SW)のリードで参加生徒をいくつかのグループに分かれて、廣瀬選手、六甲クラブのサポートメンバーもそれに混じります。
笑顔の中にもコミュニケーションの取り方、リアクション、身体の使い方にポイントをおき5~6種類の動きをこなしていきます。次々と種目が変わる中、生徒たちの集中力も増してきます。

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 その後は各年代に分かれて
 ・2対1
 ・3対2
 ・ストレートラン
 ・3対2~からのブレイクダウン
などのスキルをこなしていきます。各グループに、六甲クラブのメンバーが2・3人ついて指導。廣瀬選手はグループを回りながら動きに入ったり、ポイントをコーチしていきます。
「ラグビーって、考えれば考えるほど楽しくなるスポーツ。ただ練習をこなすんじゃなくて、自然と考えるクセを付けていくと絶対に上手くなる」
項目ごとに廣瀬選手は全体を集めて、ランダムに生徒の意見を求めていきます。中にはあまりにも的確すぎる小学生のコメントにビックリして目を丸くする一場面も。
「声を出す重要さ」「コミュニケーションの大切さ」「まっすぐ走ること」「パスを放る場面」廣瀬選手のコーチをみるみる吸収していく生徒たち。
「うわッナイスプレー!。初めのころより全然よくなっている」と廣瀬選手も目を細めていました。
最期は3つのグループに分けてのタッチフット。
・タッチした人+一人は自陣のゴールまで走る
・タッチされた人は寝る、二人に目がボールを動かす
 ポイントを意識しながら選手たちは白熱したプレーを繰り返します。

そして、エディ―ジョーンズはじめ30人の桜の戦士すべてからリスペクトされた「The・Captain」廣瀬俊朗選手を迎えてのクリニックは、六甲中・高校の教室に場所を変えて続きます。

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初めは六甲クラブ理事長・中島誠一郎(96年度早大ラグビー部主務)とのトークショー形式で、W杯でのエピソードや、自分が中・高校時代はどんな生活をしていたのか興味深く話してくれました。
まずは普段の練習でのアドバイス。
「教えられたことを、思い込みすぎないこと。他にやることはないか、考えるクセをつけていくこと」
普段のコーチや監督の指導にも考え方をプラスすることで、プレー面も精神面も上達していくことを話してくれました。
大阪どころか全国屈指の公立進学校でもある北野高校から慶大理工学部、東芝に進んだ廣瀬選手。文字通りの「文武両道」を歩んできた学生時代がどんな生活を送ってきたのか?
「中学2年生くらいの頃まではチャランポランでしたね(苦笑)。それでも(祖父の出身校でもる)『北野高校に入る!北野でラグビーする!』という目標を立ててからやる気が出てきました」
休日にはナント10時間も勉強してたそうです!
「朝6時に起床して1時間くらい予習。朝食とってから行きの電車で勉強、学校の授業は予習ができてるから、知らないことを集中して聞きました。部活終わって復習」
 そんな毎日を過ごしていたんだそうです。聞いていた数人の六甲メンバーは自分の学生時代を思い返し、「絶対無理ッ!」と脱帽していました。
「でも毎日上手くいかないです。それでも続ける姿勢が大事やと思います。10時間目標にやってできなくても、8時間はできる。自分が決めたことを貫いてやることが大事ですね」「同時に切り替えることも大切ですね。僕も勉強がなかなかはかどらない時には、夜中走りに行ってまた勉強するとかしてました」 

学生時代の経験を興味深く聞いていた参加生徒たち。次は高校、大学、東芝、日本代表と主将を歴任してきた中での岐点が、東芝ブレイブルーパス主将に就任した時のようです。
「高校や大学までは、プレーで引っ張るとかで行けたんですが、東芝に入ると、僕より上手くて強い選手や、外国人選手、年上の選手を上手くまとめていく経験がプラスになりました」。
 廣瀬さんは、2010年、冨岡鉄平さんから主将を引き継ぎました。
「冨岡さんは本当にすごく、カリスマ的な存在だったので、最初の1年目は“冨岡さんスタイル”でやったんだけど、上手くいかなくて…。そのシーズンの総括を話し合う時に、仲間からも『リーダーがいなかった』みたいな意見をもらって。そこからですね。人のマネをするんではなく、自分を見つめ直して、周りの意見を色々聞きながら、自分らしさを出していこうと。」仲間を信頼して、仲間の心も考えて、チームを作っていく。大学、社会人、日本代表で培われたキャプテンシーの経験談はラグビーだけではなく、普段の生活にも大いに役立つはずです。

次はお待ちかねの質問コーナーに…。
●-好きな女性のタイプは?
「(これまでチョットまじめなラグビートークの後で)いきなりなんやねん?笑。ん~肌がきれいで唇プニプニの人がいいね。石原さとみさんとかね。」
●ーいい主将とは何か?
「自分らしいこと。自分らしさを持つこと。仲間を信頼すること。最初から『お前はアカンから…』という話し方をするのではなく、褒めることは褒めて「でもここは…」という話し方でコミュニケーションを取っていけば、向こうも自分を信頼してくれるし、それがチームになっていく」
 保護者の方からの質問にも、悩みながらも自分の例を例えてコメントしてました。
●今年を漢字で表すと…(まだ2月が終わったばかりなんですが)
「今の気持ちやね。このあいだ辞めたばっかりやからね」
2月24日に引退発表したばかりの廣瀬さんは黒板に
「完」
の文字を書きました。
「日本ラグビーの歴史を変える。日本代表の選手たちが憧れの存在になる。試合でのスタンドが満員になる。これらの目標が実現できた。本当にうれしいし満足してます。最高のラグビー人生でした」。
と、晴れ晴れとした笑顔で語ってくれました。
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最後に、廣瀬さんから生徒たちにサプライズプレゼント。東芝のラグパンやグッズなどをジャンケゲームで決めていきます。
サプライズとして、参加者を代表して六甲中・高校ラグビー部キャプテンが、「現役生活お疲れ様でした!」と花束を贈り、会場は大拍手に包まれました。
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予想していなかった?廣瀬さんも「本当にありがとうございます。選手生活は終わりますが、今後もこうしたラグビーの普及活動に携わっていきたいし、ラグビー選手の環境をよりよくするために「選手会」を立ち上げる動きもしていますし、ビジネスやあらゆる場面で世界でいろんなことを学んでいきたい。またみんなとも会える日を楽しみにしています!」と、これからの意気込みを語ってくれました。
楽しいひと時はあっという間に過ぎましたが、生徒たちが廣瀬さんから吸収したものはとても大きいと思います。
廣瀬さん本当にありがとうございました。
参加された生徒の皆様、学校関係者・スクール関係者、保護者の皆様ありがとうございました。
六甲クラブは今後ともこうした地域貢献活動を続けてまいります。

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六甲ラグビークリニック2014(特別講師:日本代表・五郎丸 歩 選手)

六甲ラグビークリニック
~totoスポーツ振興くじ助成事業~
2014年 3月21日(祝) 15:00~18:00
・灘中学校グラウンド(神戸市東灘区) 
・主催~NPO法人六甲クラブ
・協賛~(株)明治
・参加チーム
  灘中・高校
  甲南中・高校
  六甲中・高校
  関西学院中等部
  報徳学園中学
  芦屋ラグビースクール
  6チーム120名が参加
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全体集合にて六甲クラブメンバーより当日の流れを説明した後、本日の特別講師・五郎丸歩氏(日本代表・佐賀工→早大→ヤマハ発動機ジュビロ)をご紹介し、会場のボルテージは一気にアップ!
120名が6つのグループに分かれてクリニックがスタートしました。

・2対1~4対3までの基本練習
・ブレイクダウン(当たり方、ラックの時ポイントなど)
試合のプレーの様子やインタビューから「クール」なイメージが強い五郎丸選手ですが、いざ始まると、自ら選手の中に入り、プレーをしながらわかりやすくポイントを説明していきます。
特にブレイクダウン時の2人目のサポート場面での「肩の入れ方」
ただやみくもにサポートするだけでなく肩の向き、当たる方向を意識することを強調してました。

その後はクリニック内容を生かしての対抗タッチフット。チームの区別をするために上半身裸になったチームもありましたが、風にも負けずに激しく走り回りました。

終わりに各チーム対抗のゴールキック対決。五郎丸選手もハーフラインからの「50㍍PG」のデモンストレーション!
生徒たちの目の前で、あの視線を先に見据えるいつものコンバージョンのルーティンが行われました。
目の前で迫力あるコンバージョンに参加者一同は大感動でした

実技の後は、会場を教室に移してのトークショー。
参加者は以下の通り。
・五郎丸歩選手
・石川安彦氏(フィールド・オブ・ドリームス所属・早大→東芝府中→イングランド→三洋→釜石SW)
・六甲クラブ部長・中島誠一郎
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トークショーでは日本代表の練習内容など具体的な話をしていただきました。
・日本代表は1日4回練習している。1回の練習スタートは早朝5時30分!
・これは「ヘッドスタート」と呼ばれ、世界中のどの国よりも速くスタートしようという意味が込められている。
・1日の中で「スリープ」という時間があって、必ず寝ないといけないが、起きた時は朝なのか夕方なのかわからない時があるそうです。
 
特に生徒たちに強調していたのは「一貫性を持つ」ということでした。
・ラグビーの練習だけでなく、生活すべて、練習、トレーニング、食事、睡眠に一貫性を持つこと
・エディーHCによく言われているそうです。

・「激しさを持つこと」~やられたらやり返す、負けん気も大事。そこがラグビーの楽しいところであり、大切な仲間を得ることが魅力だそうです。
・「準備の大切さ」~試合前のアップだけでなく、前夜、当時の食事や散歩から勝負は始まっている。

最後は五郎丸選手からサイン入りジャージとスパイクのサプライズプレゼント。
じゃんけん大会から幸運な4名がレアなグッズを獲得しました!
参加生徒を代表して、灘中学の主将があいさつ
「五郎丸さんは我々の憧れです。ワールドカップ応援しているので頑張って下さい」とエールを送りました。
その後、協賛の(株)明治様より栄養クリニックも実施していただきました。
憧れの五郎丸選手と過ごしたひと時、参加した選手は忘れずにこれからも楕円球に打ち込んでいくことでしょう。
五郎丸選手、本当にありがとうございました。
六甲クラブはこうした地域貢献活動を今後も積極的に行ってまいります。